アートとリサーチ ワークショップ

シマフクロウと「カラオケルーム5」の日 (3月21日)

2016年3月21日
シマフクロウと「カラオケルーム5」の日
場所/羅臼
移動/釧路̶羅臼

羅臼にあるライダーハウスに泊まった。
普段は、カラオケ屋で空き部屋があるとそこを宿にしている。
私が宿泊しているのは「カラオケルーム5」。 チェックインという名の自己紹介をし、宿主さんにシマフクロウの羽を探している事を 伝えると、宿の向かえに住んでいるおじさんを紹介してくれた。
同級生が写真を撮っていて、「お前も撮ってみるか?」と言われ始めたのが12年前。それ以来ほぼ毎日、散歩へ出ては羅臼に生息する動物の写真を撮っている。
撮った写真を沢山見せてくれて、そこから彼の自信作を何枚か私にくれた。
明日の写真撮影について行ってもいいですか?と聞くと少し照れながらいいよ。と言ってくれた。貰った写真を宿の人が持って帰れるように新聞を使って丁寧に梱包してくれた。

その後、私は道の駅の観光紹介所で担当者の小林さんから羅臼の地図をもらったり、おせんべいと甘いお菓子をもらった。

明るいうちチトライ川付近で羽を見つけようと探したけれど、見つける事は出来ず、川辺で道端に捨てられたガムのような石を持って帰ってきた。ここにある石はあまりリラックスしていない。
夜にこの前天神山アートスタジオで話をしてくれた羅臼に住んでいる中村絵美さんにあって夕食を食べてからまた2人でシマフクロウの見れる場所へ向かった。
色々話していると、中村さんが突然「シマフクロウの鳴き声がする。」と言って、その数分後にシマフクロウが魚の取れるポイントまで降りてきた。
シマフクロウは思ったよりふわふわしていた。

あのふわふわした毛が落ちやしないものかと目をこらして観察した。

明日の朝9時がおじさんとの約束の時間だ。
隣から聞こえるカラオケを聞きながら寝ることとしよう。